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「私には”仕事”がある」ー出産・育児で失いかけた自信を取り戻した、育休明け転職
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「私には”仕事”がある」ー出産・育児で失いかけた自信を取り戻した、育休明け転職

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ワーキングペアレンツのための転職サービス「withwork(@with_yourwork)」です!

今回ご紹介するのは、人々が集う「場」をつくり、「いい時間」を提供するコンテンツを企画、編集、制作、販売する株式会社ほぼ日に、withworkを通じてご転職された西本さん。

海外マーケティングや外資系企業でグローバルにキャリアを築いていた西本さんですが、第2子育休明けに働く環境の変化にぶつかります。これまでは外資系エージェントを介して転職活動をされてきましたが、ビジネスパーソンとしてのご自身の成長と子育ての両立に悩んだ結果、今回の転職は「withwork」と。「自分のキャリア史上、一番自信のない時期」を乗り超えて転職に成功された体験談を伺いました。

担当の大西とほぼ日神田オフィスにて

■本日お話を伺う元ユーザーさん (写真右)
・西本 翼さん

 新卒で日系玩具会社に入社し海外マーケティングを担当、その後は外資系を中心にプロダクトマネージャーやマーケティングマネージャーとして勤務し、2020年6月からほぼ日に海外担当として入社。2児の母。
 
■本日のインタビュアー(写真左)
withworkキャリアアドバイザー・大西菜月(当時)

外資系で積み上げたキャリア
復職きっかけで方向転換

ーー本日はよろしくお願いいたします!早速ですが、今回のご転職を考えられたきっかけを教えてください。

 結婚してまもなく前職の外資系企業へ入社したのですが、入って1年で第1子を妊娠、育休は半年もとらずに4月に復職しました。その後、第2子を妊娠して1年後に育休をとったのですが、その時期にチーム編成に大きな変化がありました。育休前はマネージャーポジションに就いていたのですが、復職後は部下のいないポジションかつ、メイン事業ではなく新規事業にアサインされるなど、自分の希望と会社間で折り合いがつかず…。そんなこともあり、前職では自分の目指すキャリアが描きにくくなったことをきっかけに転職活動を考え始めました。

ーー西本さんはこれまで外資系企業での就業経験が豊富ですが、転職活動はどのように開始されたんですか?

 実は子どもが生まれる前から、外資に強い転職エージェントとのお付き合いは長く、今回も利用を検討していました。ただ、外資系転職は10社ぐらいの定番企業、どこも似たような求人を抱えていることが多く、この界隈では人材はぐるぐる巡るような動きをしています。これまで外資系企業で勤務してきて、外資の自由度の高いカルチャーにおいても、自分自身が子どもを産んでみて、子育て世代を受け入れる土壌が整っているとは限らないと知りました。

外資内資に関わらず、子育てしやすいと謳う会社であっても、入社してみないと実態はわからないと思っていたので、今回は「子育てとキャリアを両立できる」という視点で慎重に転職活動をしたいと思っていました。

ーー子育てとキャリアを両立できるという観点からwithworkをお選びいただいたんですね!

 withworkは検索して見つけて、ワーキングペアレンツ向け転職エージェントってどんな感じかな?という気持ちで登録しました。登録してみて感じたのは、外資系転職エージェントが持っている求人と違って、多様性を受け入れる前提で人材を探していらっしゃる企業が多いということ。

今回の転職は2人目の育休明け直後だったので、それだけでもマイナスに捉えてしまう企業が多いのでは?と心配していました。他エージェントの紹介ではそういった傾向の企業もありましたが、withworkではその不安がなかったので信頼できました。

それに、withwork経由の選考だと、自分の身の上話や家庭の事情を改めて説明する必要がないんですよね。普通の面接だと、キャリアやビジネスの話を一通りしたあとに、「実は子どもがいまして…」みたいなお伺いを立てなければならない。それが、withworkだと前提として伝わっている。余計な労力が不要なんですよね。

ーーそのように言っていただけて嬉しいです!西本さんは、前職でも実績を出されていて、マネージャーとしても信頼が厚かったとお見受けします。転職において全く心配は要らないと思いますが、それでも転職に不安を感じていたのはどうしてでしょうか?

 実は今回は「自分のキャリア史上、一番自信がない」転職でした。子どもを立て続けに妊娠したことが原因かはわかりませんが、わたしのチームから退職者が相次いで出たタイミングで産休入りしたので、組織に迷惑をかけてしまったと感じ、それが原因で戻るポジションも失ったように思っていました。仕事のやり方にも一定の自信がそれまではあったのですが、子育てをしているとどうしても不在にする時間も出ますし、時間外まで部下の仕事を見守るようなことはできず、管理職としてのキャリアを現状では続けることが難しいと感じるように…。

その一方で、第2子育休中に引っ越しをして、転居先で第1子の保育園が見つからず、半年ほど2人の乳幼児をかかえて自宅で育児していたので、乳幼児相手にはもちろん毎日が思い通りに行かないことばかり。ビジネスでは自分が得意なことも、子育てにおいてはなんにも発揮できないんですよね。

逆に、子どもが生まれるまではある程度ビジネスでは力を発揮できていたはずだから、自分のキャリアが無くなっていくのは私の人生にとっては、本当に危機だったんです。

ーーそんなことがあったんですね…「自信のなさ」はどのように克服されたんですか?

 私、根性だけはすごいあるんですよ(笑)だから、辛かったときは、これまで海外の舞台でマーケターとして積み重ねてきた経験を思い出したんです。現職ではうまく行かなかったとはいえ、全てがダメじゃない、”いい仕事”ではあったよねと。「でも私には仕事があるじゃないか」という反骨精神というか。一番の拠り所は、過去の頑張った自分でした。育児を経験して、私は、仕事を捨てて子育てに夢中になることはできない、ということに気づきました。だから、キャリアを諦めることは自分にとっても良くないと思うんです。

頑張れることに集中し
運命のマッチングを根気強く模索

ーー今回の転職で実際大変だったのはどんなことですか?また、それを乗り越えたエピソードもあれば教えてください。

 時には面接でイヤな思いをすることもあって…直接的な表現ではないけど、子どもがいることを伝えた途端にインタビュアーの顔が曇ったり、残業ができないことで不採用になったり、突発的な休みが発生することが難しいと言われたり…そこで「いや私全然残業できます!」とか「絶対休んだりしません!シッター見つけますから!」と無理して相手に合わせても、良いことはないと分かっていたので、受容できる度量のある会社に出会うのを待つしかない、と気持ちを切り替えました。

私たち子育て中の身が抱える時間の制限って、自力で超えるのは難しい課題なので、そこをクヨクヨ考えないようにしていました。受け容れてもらえないことに傷つくし怒りは湧いてくるけど、そこにエネルギーを割くほど我々ワーキングペアレンツは暇じゃないんです(笑)

外的要因でだめなことはどうしてもあるので、自分のこれまでのキャリア・成果を上手くまとめて、普通に転職活動するときに頑張れるポイントを頑張ることにしました。その上で、企業と候補者双方のニーズがマッチするかどうかーそのマッチングの”運”をあげてくれるのがwithworkのようなサービスですよね。大西さん、その節は根気強くマッチングしてくださってありがとうございました!

そうやって、変えられるところだけを変えることにエネルギーを使う方が自分にとって精神的にも健康でいられると思います。自力では変えられない、ということを理解してもらえない職場に無理して入っても良いことないです。

ーーブレない軸を感じる、力強いお言葉ですね。転職活動をされる方の多くが「軸」を決めることに苦労される中で、西本さんはどのように軸を定めてこられたんですか?ちなみに面談記録を拝見すると、「フルタイム勤務」「マネジメントとしてのキャリア形成の希望」「toCの商品企画やプロモーション」などかなり明確です。

 ラッキーだったんじゃないかな?と思います。おそらくワーキングマザーと呼ばれる人たちって自分軸だけで物事を決められない人が多いと思います。なぜ時短勤務を選ばなきゃいけないかというと、保育園にお迎えに行ったり、その後家事育児しなきゃいけないから。そこには大きな責任が存在していて、家族のことも考えながら軸を決めなければならない。

我が家の場合は、夫がかなり協力的だったんです。育休もとっているし子どもが好きで、家事に関しては料理・食材調達関係は夫に任せています。仕事もコロナ禍でフルリモートになり、自然と子どもの送り迎えもしてくれました。私は時短勤務を目指す必要がなかったんです。

時短を選択せざるを得なくなると、自分のキャリアを少なく見積もらざるを得ないですし、私は自分なりに一生懸命仕事してきたこと、そして周りが支えてくれていること、夫が私の仕事にリスペクトを持って応援してくれるスタンスであることーそういった偶然が重なって、軸をブラさずに転職活動できたと思っています。

ーー支えあって家族運営されているんですね。パートナーに応援してもらう秘訣があればぜひ教えてください。

 妻側の秘訣というのはわからないかもしれないですね…世の中にはあんまり妻の仕事に興味がないという人もいますが、夫は私が一生懸命仕事している姿をしっかり見てくれているんですよね。玩具メーカーに勤めていた時に出会ったのですが、朝から晩まで猛烈に働いて毎月海外に出張していたような時代を夫が知っている、そういったかつての関係もあってリスペクトが生まれるのかな?と思います。

ーー努力する姿をお互い知っているからこその御関係なのですね!

本質を大切にするほぼ日
子育ては特別ではなく、日常

ーーそんな中、運命の企業・ほぼ日さんとのマッチングが叶いましたね。ご入社を決められた理由を教えてください。

 面接中に私が「子どもがいて急な欠勤・遅刻をしたり、9時〜17時でしか働けないんですけど大丈夫ですか?」と質問したときのことです。一般的な会社であれば、この質問に対して「理解のある職場でママさんたちも頑張っていますよ」とか「仕事調整してもらえれば大丈夫です」と答えますよね。でも、ほぼ日は違ったんです。その質問の答えとして、ほぼ日の面接官から聞いたのが「ランチのお店の行列が長くてミーティングに遅刻した」というエピソード。いま思えば、これが決め手でした。

ーーそのエピソードタイトルだけ聞くと、ものすごく「自由に働ける」という印象を抱きますが、そこに惹かれたのでしょうか?

 いえ、これは実は自由気ままに働けるという意味ではないんですよね。ほぼ日では働くということを、代表・糸井の書籍でも言及している「誠実と貢献」をベースに考えているのですが、

「誠実は、姿勢である。弱くても、貧しくても、不勉強でも、誠実であることはできる。」
「貢献は、よろこびである。貢献することで、人をよろこばせることができる。そして、じぶんがよろこぶことができる。貢献することにおいて、人は新しい機会を得る。」

「すいません、ほぼ日の経営。」川島蓉子 (著), 糸井重里 (著)

この考えのもと、自己管理・自己裁量によって業務を実施しましょうとされています。ほぼ日で自分が何を生み出すのか、どう実現するのか、どれくらい時間をかけるのかを自ら判断して、自己の管理によって遂行するーー自分で決められる自由のその反対側には、判断する素養と自己管理能力があってこそ、という考え方です。

なので、一見ユニークなエピソードに聞こえますが、その前提には自己管理・自己裁量という考え方があって、そういった働き方を体現できているのであれば、遅刻や欠勤の理由がランチの行列であろうと、子どもの風邪であろうと、本質は同じということです。

私もワーキングペアレンツだからといって、特別扱いはされたくなかったので、これはすごく腑に落ちた説明でしたね。

ーー本質を重視するほぼ日さんを象徴するエピソードですね。現在はどんなお仕事をされているんですか?

 Amazonでの海外向け販路を中心に販売とマーケティングを担当しています。比較的独立して動ける業務なので、日毎に出社/リモートと働き方を柔軟に変えています。朝はゆっくり目に始業し、17時に一旦退社します。そして、子どもが寝たあと21時以降に1〜2時間働くという形です。

ーー先ほど、ワーキングペアレンツとして特別扱いされたくないとのお話もありましたが、西本さんの視点からいいなと思う働き方やカルチャーがあれば教えてください。

 毎日ではなく突発的なお休みや早退などの時だけですが、メールで全社員に今日の予定の変更をお知らせする文化があって一日20通くらい届くんです。いっぱい流れてくる中に「子どもが〜」もあれば、「飼い猫の具合が悪い」とか「ラーメン屋の行列が長かった」「事情があって区役所に〜」「体調が悪い」とか、いろんな事象が混ざり合っている。

ワーキングペアレンツの色々なトラブルも日常、飼い猫の話もラーメン屋も同じ日常で、自然に受け容れられる雰囲気をこのメールが作ってくれていると思います。体調に関しても個人の事情があって当たり前で、例えば「家の柱に頭をぶつけてたんこぶができています。出社したときにびっくりするかもしれません」とか、赤裸々で、そこに悲壮感がないんですよね。

このメールのルールは嘘を書いてはいけなくって、寝坊したら寝坊したと書く。嘘で具合が悪いと書かれると普通に心配するから。これは年齢が若いメンバーも見ているから、何があっても素直に言っていいんだとお互いに楽です。

ーー西本さんの今後のキャリアについて、ご展望を教えていただけますか?

 ずっと英語は頑張ってきたので、海外に関わる仕事を続けていきたいですね。海外との仕事について知見を持っている人がほぼ日にはあまりいないので、活かしていきたいです。

ただ、やろうと思っても全部こなすことはできないので、バランスをとりながら、だんだん活躍範囲を広げていこうと思っています。

ーーそこも「手を挙げた人がやる」というほぼ日さんのカルチャーが関わっていそうですね。

 そうですね。やろうと手を挙げたら自分ですべて完結できる、それぞれが自立しているチームなので、どこまで首を突っ込むかは自分で決めていかなければなりません。自然にできる範囲で頑張っていれば心地よく働いていられるのがほぼ日です。

それに、成果に関しても、これまで勤めていた外資系だと「成果上げなきゃ」とか「社内にアピールしなきゃ」という部分に意識を使っていたのですが、ほぼ日ではそれは本質じゃないよね、という考え方です。成果は「”普通”にやっていれば出る」「自然にわかるもの」という認識です。その分、誤魔化しはききません。

「成果出てないよ?」と責められたり「成果出てるじゃん」と賞賛されることもあまりないので、他人の評価軸で仕事をしていると辛くなりますし、モチベーションは自分でキープしなければならないので、割と厳しい環境ですね。

ただ、どっかのタイミングで自然にふと「認められた」ということを感じる瞬間があります。上司との雑談の中で「いいじゃん」「売れてるじゃん」というように、かなりさりげないです。(笑)

ーーほぼ日さんの行動指針「やさしく、つよく、おもしろく。」を感じるエピソードですね。最後にこれから転職活動をされる方へ一言お願いいたします!

 withworkを利用してやはりワーキングペアレンツに対して理解のある企業をご紹介いただけるのは、入社後にカルチャー面でギャップを感じにくく、大変ありがたかったです。

面接でイヤな思いをすることがあっても、必ずマッチングする会社があります。なので、ご自身の頭より”心”を信じて決断してくださいね。

ーー本日はありがとうございました!これからの西本さんのご活躍、陰ながら応援しております!

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ーSTAFFー
企画・構成:XTalent株式会社
編集:栗林 杏子(XTalent株式会社
撮影:森田純典


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