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「多様な人たちの"働きたい"を叶えるために」ーー元withworkユーザーの新たなチャレンジ【社員インタビューvol.3_栗林杏子】

ワーキングペアレンツのための転職サービス『withwork』を運営するXTalent株式会社です!

今回の社員インタビューは、2021年5月に弊社にジョインした栗林さん。コンテンツディレクターとして、本メディアのコンテンツ企画・編集・執筆も担当している栗林さんですが、なんと元々はwithworkにユーザーとして登録いただいていました。その後、2021年5月に業務委託で営業アシスタントとして参画、2022年からは正社員として活躍しています。そんな栗林さんのこれまでとこれからを、代表・上原からインタビューさせていただきます!

▼本日お話を伺うメンバー
XTalent株式会社 コンテンツディレクター
栗林 杏子(くりばやし きょうこ)

上智大学外国語学部ポルトガル語学科を卒業後、90%以上が外国人観光客のホテルにてフロントスタッフ・イベント企画運営に従事。将来ホテル経営をしたいという思いから、ビジネスや経営を学ぶため、社員数3名の富裕層向け不動産コンサルティング会社へ転職。新規事業・部署の立ち上げを中心に、バックオフィスやコンテンツ制作などさまざまな業務に携わる。'18年に長男を出産後、体調を崩し長期休職を経験。心身の健康と家族との時間を大切にするため、完全リモートワークへと働き方をシフト。'21年春よりXTalent株式会社へ業務委託としてジョインし、'22年からは正社員としてコンテンツディレクションに従事。プライベートでは東京から子連れで福岡県朝倉市に移住し、田舎生活を満喫中。社内でのニックネームは「くりさん」

▼本日のインタビュアー
XTalent株式会社 代表取締役
上原 達也

目立ちたがり屋だった
幼少期

3姉妹の真ん中っ子(栗林さんは一番上)

上原:今日はよろしくお願いします!今日は親しみを込めてくりさんと呼ばせていただきますね。

くりさんは、ちょうど今月(5月)で業務委託も含めるとXTalentに入って1年ですよね。ぜひこの1年間の振り返りなども聞かせてください。せっかくなので、今日は私も知らない話から…くりさんって、どんな子どもだったんですか?

栗林:親からよく言われていたのは「目立ちたがり屋」。例えば、学校で演劇の出し物があるときは、常に主役を狙う子どもでした。仮に主役が自分のイメージとは合わないかよわいお姫様とかだったら、同じくらい影響力のありそうな役を見極めて、そこを狙っていました。小賢しいですよね(笑)。

あとは、小学校から高校までほぼ12年間、ずっと学級委員や生徒会長をやらせてもらいました。学校がすごく好きで、学校という組織でどうしたら楽しく過ごせるかを常に考えていましたね。

八王子出身の血が騒ぐのか、お祭りがすごく好きだったんですよね。お楽しみ会、運動会などの行事では自分自身が楽しむ以上に、全員にとって「楽しい場をつくりたい」という意識を持って取り組んでいました。誰もやったことのない出し物をしたい、というモチベーションが常にありましたね。

部活は吹奏楽を中高とやっていて、夏の大会では全員に手紙を書いてお守りをあげたり…。楽しい場をつくる過程で、全体の団結力がアップしたり、皆で新しいことをしたね、変革を起こしたね!という雰囲気がとても好きでした。

上原:すごいアクティブ・・!いつも社内の懇親会やオフサイトMTGを取り仕切ってくれている姿と繋がってきますね。


持病の発症により夢を捨て、
ホテル業界へ

サクラホテル時代の写真

上原:くりさんのファーストキャリアはホテル業界でしたよね。就職活動ではどんなことを考えて、その意思決定となったんですか?

栗林:中学生くらいから大学卒業まで、ずっと通訳案内士になりたかったんですよね。海外からきた観光客に外国語で日本文化や名所をご案内する仕事です。

そのために中高と英語の勉強に力を注いで、大学でも外国語学部に入り、ポルトガルへ1年間留学。夜間学校にも通い、結局取得が叶わなかったのですが、通訳案内士試験にも何度かチャレンジしました。留学から帰国し、いざ就活となり、旅行系の会社に絞って受け、1社内定をいただきました。

ただ、ちょうどその頃にサークル活動にも力を入れていたんです。友人たちと大学生活最後の年に立ち上げ、サークル長という役割は置かず、プロジェクトごとにリーダーが変わるような環境で、リーダーを担いながら就活をしていました。その時の無理がたたって、持病の関節リウマチを発症してしまったんです。

内定をいただいたときに発症したので、旅行会社での仕事ができるかな…と悩んでいたんですが、その時にたまたま海外へ1ヶ月ほど滞在する機会があって。往路の飛行機でツアー旅行の添乗員さんを見かけたんです。休む暇もなく、ツアーのお客様に対応する姿を見て「あぁ…自分にはこの仕事はできないな。」とても体力がいる仕事で、体調の不安を抱えたままやり遂げることは難しいと気づかされました。

入社しても迷惑をかけると思い、内定を辞退しました。そこから就職活動をリセットしたのですが、やはり興味が持てる業界で働きたい!という気持ちが強かったです。

興味が持てることといえば「旅行」だったので、ホテルはどうかな、と。宿泊施設なら旅行者と関わったり、場所づくりができる、と考えました。そこでサクラホテルを受けてみたら、私の持病に対して偏見なく受け入れてもらえたのもあり、働き始めることになりました。

上原:波乱万丈があったんですね。こういうエピソードも明るく話しているのがくりさんっぽいなと感じます。

ベンチャーへの転職
産後復帰のハードシングス、
そしてwithworkとの出会い


上原:
そしてサクラホテルから、前職の不動産ベンチャーに転職されたんですよね。

栗林:サクラホテルはすごく楽しい職場で、自分もいつかホテルを経営してみたい、という気持ちもあったので勉強にもなったんです。一方で、海外からのゲストとの交流やイベントの企画・実施など、どこか留学の延長線のような感覚もありました。それでふと、ビジネスや経営をもっと学びたい、と転職することを考えるようになりました。求人サイトやエージェントに登録して探していたのですが、たまたまスカウトがきたのが前職の不動産ベンチャーでした。

小さな会社なので、社長と一緒に働けそうと思えたことと、一番最初に内定をいただいたことが決定打でした。面接が終わってそのまま移動していたら、すぐエージェントから電話がかかってきて「内定です!」と。意思決定の速さ、物事が進むスピードを感じられ、この環境はきっと楽しいだろうな!と思いました。せっかちな自分は、こういう勢いある会社で色々挑戦できる方がいいんじゃないかと。

上原:そのスピード感はすごい!大きなキャリアチェンジだったと思いますが、入ってみてからはどうでしたか?

栗林:それが入ってからもあんまり違和感がなくて。全て自分にとっては新しいことで、毎日が勉強でした。5年弱ほど働きましたが、それでも毎日知らないことばかりで、全く飽きなかったです。

不動産って殆どの人の暮らしに関わっている。なのに、こんなにも知らなかったんだ、世の中ってこう動いているんだ、という驚きの連続でした。

業務内容としても、語り切れないほどさまざまなことに携わりましたが、中でも新規事業の立ち上げに関わることが多かったです。1年目は民泊事業の立ち上げとして、前職の経験も活かし一人でスタート、運営を担っていました。次はまた別のプロジェクトにアサインされ、立ち上げのために必要なことは何でも立ち回る、といった仕事をしていました。

一番記憶に残っているのは、これも新規事業なのですが、教育事業の立ち上げをしていたときだと思います。詳細は省きますが、ゼロからの立ち上げにも関わらず、立ち上げから1年でかなり大きな利益を生むことができました。

ビジネスってこうやって生まれるんだ、自分に特別な技術がなくても、経営者や優秀な専門家といっしょにチームを組むことで、こんなに良いサービスが生まれるんだ、ということを間近で見ることができました。

上原:それはめちゃくちゃいい経験ですね。いまのくりさんのマルチタスク、オールラウンダー気質はそういうところで身についたのかもしれませんね。たしか、その会社で産休にも入ったんですよね。

くりさんはXTalentのリベロ的存在(by上原)

栗林:はい、産育休からの復帰後は一番の暗黒時代でした。会社の代表やメンバーは誰しも特別扱いすることなく仕事を振ってくれる環境でしたが、その分、自分でどこまでやれるかを調整しなければならなかったんですよね。今思うと自分で自分を追い込んでいたのかもしれないです。

私が担当していた業務をやる人がいなかったので、早めの復帰をしようと考えて。ただ、当時保育園激戦区に住んでいたため、保育園も見つからないし、一時保育も予約できない。

それでベビーシッターをフル活用したり、息子を抱っこ紐に入れて背中にはノートパソコンを背負って電車を乗り継いで託児所に預け、近くのコワーキングスペースで仕事をしたりしながら、しばらくしてようやく保育園に預けることができ、本格復帰。

夫も営業職で忙しく頼ることもできない状態で、最初はアドレナリンも出て何とか乗り切ることができたのですが、今思うと「キツいです」と言うことができない心境でした。

社内にまだワーキングマザーがいない中で、ママでも頑張れる職場なんだよ、ということを見せようと必死になっていました。自分に「呪い」をかけていたんだと思います。

とはいえ、やっぱり体力的にしんどくて、結局持病が悪化してしまいました。自分はなにをやっているんだろう・・・と感じた記憶があります。

また現実的にも、定時後の稼働ができないと貢献できない仕事でした。それで転職を考え始め、withworkを見つけて登録したんです。

上原:そんなに大変な時期だったんですね。ちなみに、withworkを利用したサービス体験はどうでしたか?ぜひ、忖度なく教えてください(笑)

栗林:他エージェントと比べ物にならないくらい丁寧でした。子育てのこと、持病のことも気兼ねなく相談できる、心理的安全性の高さを感じていました。紹介される企業のことも詳しく教えていただき、面接対策などもとてもきめ細やかでした。

当時は人事の求人を探していたのですが、自分に人事の経験が不足している中で、カスタマーサクセスなどのポジションはどうですか?と提案をしてくれて。それが自分にとって新しくて、気づかない自分の価値を考える機会にもなりました。とても真摯に、自分のことを考えてくれてるなという実感がありました。

ただそうしているうちに、突如夫が決意し、地方移住をすることになりました。当時はフルリモート勤務ができる企業も少なく、正社員ではなくフリーランスの働き方を選ぶことになったんです。そんなとき、たまたまSNSでXTalentの業務委託案件の募集を見つけました。

当時のYOUTRUSTでの募集

上原:くりさんから応募を頂いたときのことを覚えています。確か、YOUTRUSTでの応募でしたね。あの頃はメンバーの退職もあり、事業は伸びているけど人手が足りない、そんなギリギリの状況の時に来てくれたくりさんは救世主のようでした。

あの時応募してくれたくりさんとYOUTRUSTさんに全力で感謝しています(上原)


XTalentでの新しいチャレンジ、
withworkweekでの転機


上原:
XTalentに入ってからちょうど一年。役割の変化や、きっと転機もあったと思います。振り返ってみていかがですか?

栗林:色んなことがありましたね!withworkは相変わらずとてもいいサービスで、中身は更に進化をしている。そして会社として新しいチャレンジもはじまってきている。XTalentのこの一年の変化がすごかったと思います。

最初の半年間はパラレルワーカーとして働き、そこから色んなことを学びました。仕事をもらえる、ということは有り難いけど、自分が選ぶ・自分から変えていくということが大事だなと気づきました。

今までの自分は、まだまだ受け身だったんだなと。自分から「こうしていきましょう」と提案したり、自分で判断することが中々できませんでした。でも、自分はもう30代で、これは甘え過ぎじゃないんだろうか…と。そろそろ自分で判断していかないといけない。「使いやすい人」のままでいるは嫌だ、と気づきました。

上原:すごく良い変化ですね。昨年末頃、コンテンツを強化していきたいから副業メンバーを採用しよう、となったときに「自分にやらせてほしいです」とくりさんが挙手してくれたことは今も覚えています。

栗林:素直に自分がやりたい、挑戦したいと思えたんですよね。これを素直に言えたらちょっと壁を越えられそうだと思ったんです。営業アシスタントの仕事も整い切ったわけではなかったけど、思い切って。実際、そこで任せてもらえたことが自分のなかでも自信になり、信頼してもらえている証だと感じられました。

また、もう1つ大きな変化があったのが、今年の3月に開催したwithwork weekのときです。私は「お祭り女」なので、その時の空気感も大好きで、運営として純粋に楽しかったです。一方で、DEI(Diversity, Equity and Inclusion)というテーマで語っている経営層の方々の話を間近で聴いて、「自分がどうしたいか」を考えるようにもなりました。

さっきもお話したように、今までは受け身で、「流されるままでもちゃんとやったら上手くいくだろう」と考えていたところがありました。ですが、子どもが産まれ、思うようにいかないことも沢山あるなかで、30代はもっと積極的にチャンスを掴みにいかねばならないのかもしれない、と考えさせられました。

自分と同世代の女性がスタートアップの役員として登壇しているのを見て、シンプルに「めちゃくちゃカッコいいな!」とも感じました。今の自分にはまだまだ見えていない世界がいっぱいあるなと。

それで、まずは宣言しよう!と思いました。リーダー・マネージャーといったように、人の上に立つような役割にチャレンジしてみたいと。

withworkweekのセッションでマネーフォワードの忍岡さんが薦められた本にも書いてあったんですが、ちゃんと自分がいい仕事をした、と言っていこうと。目の前のことはもちろん大事だけど、しっかり自分が目指したい姿に向かって進んでいこう、と改めて考えるようになりました。

先日のオフサイトMTGはくりさんが全て取り仕切ってくれました!


ライフミッションは
「多種多様な人を理解する」


上原:
ありがとうございます、この話も聞けてとても嬉しい話でした。では最後に、くりさんの今後のキャリア、人生を通じてのビジョンについて教えてください。

栗林:自分のライフミッションとして、「多種多様な人を理解する」ということを掲げています。幼少期から、障がい児のクラスメートのお世話係や私自身も母子家庭で育ったりと、さまざまなマイノリティと触れ合うことが多かったのですが、そこで知り得た課題を解決するような活動を常にしていたいと思っています。

またキャリアビジョンは「場所や時間、環境、心身の違いに囚われず活躍できる働き方を身をもって証明していきたい」と考えています。場所・時間・環境・心身において現代的には”ふつう”でない自分自身が持続可能に働き、活躍していくことが、私と同じような課題を持つ人の勇気になると信じています。

そしてXTalentでは、ワーキングペアレンツに限らず、さまざまな立場にある人が働きがいを持って働ける環境を増やし、”働きたい”という想いを叶えるようなことを、どんどんチャレンジしていこうと思います!

上原:今日はありがとうございました。これからも宜しくおねがいします!


XTalentでは引き続き仲間を募集中です!


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ーSTAFFー
企画・構成:XTalent株式会社
編集:上原 達也、栗林 杏子(XTalent株式会社)
撮影:森田 純典


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